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介護の資格では介護福祉士が安泰!資格一覧はこれ

介護の仕事は、高齢者の援助をおこなう社会福祉の活動の支えとなってくれる仕事です。

40代に差し掛かると、親の介護問題も周りでも徐々に聞こえ、介護が身近な存在になってきます。

介護関係の資格を取得すれば、介護を仕事として始めることや、今後家族が、自宅介護となった場合の知識にもつながります。

介護の資格とは一体どんなものがあるのか説明していきます。

介護の資格は取得によってステップアップしていく

介護の仕事は大きく分けると、「生活援助」と「身体介護」の2つがあります。

日常的な家事である掃除や洗濯・料理などの生活援助。そして、高齢者の身体に直接触れてする食事・入浴・排せつなどの身体介護になります。

これは、利用者の家を訪問して行う訪問介護でも、老人ホームなどの施設介護でも同様です。

この介護の仕事のうち、「身体介護」の仕事をするには、介護資格を保有している必要があります。

介護の資格は、介護の知識、専門スキルを有する人に与えられるものです。介護の業界では、資格によって徐々にステップアップしていく方法が一般的となっています。

介護資格には、以下のようなものがあります。

  1. 介護職員初任者研修
  2. 実務者研修
  3. 介護福祉士

 

介護職員初任者研修

介護職員初任者研修とは、以前のホームヘルパー2級に相当するものとして平成2541日の介護保険法施行規則の改正によって誕生したものです。厚生労働省認定の公的資格になり、介護の入門ともいえます。

介護に関する仕事の基本的な知識やスキルを学ぶことができるようになっています。この研修を取得すると、訪問介護や、介護施設での仕事が可能となります。

これから介護を仕事にしようと思っている方は、この資格からスタートしていくことになるでしょう。

介護職員初任者研修を受けるにあたり、年齢、学歴、実務経験などの条件はありません。初心者や未経験者を対象にしているので、介護に全く携わったことがなくても始めることができます。

一般的には、通学で取得することになりますが、仕事をしながら研修を受ける方は、通信+通学(スクーリング)という選択肢もあります。全カリキュラムを修了して、試験に合格したら取得できます。

 

 

実務者研修(介護福祉士養成)

実務者研修(介護福祉士養成)とは、2013年より実施された研修となります。この研修は、介護に関する知識やスキルだけではなく、より質の高い介護サービスを提供するために習得する研修となります。

この研修を習得すると、たん吸引や経管栄養の基礎知識を学ぶことができ、実践することが可能になります。

介護の仕事を専門として働いていこうと思っている方、介護職員としてレベルアップしていきたい方には、介護職員初任者研修後に、一つ上になるこちらの研修を習得していくことになります。

また、将来的に国家資格の介護福祉士の受験を考えている方は、事前に実務者研修を取得することが必須となっています。

 

介護福祉士(国家資格)

介護の世界では、介護職員にとって介護福祉士は、国家資格となります。

介護分野において、介護のプロでもあり、高齢者や障害者のケアの中心的な役割を担うことができます。

この資格を取得すれば、介護業界でのキャリアアップにもつながっていく資格となります。介護福祉士は、実務者研修と合わせて、介護の実務経験3年が必要となります。

キャリアもそうですが、お給料の面でも有利に働きます。介護の今後の信頼度、将来性にも関わる資格であることから、年々受験も厳しくなってきています。

介護福祉の資格は、介護業界の中では、安泰であることは間違いありません。現場でも一番求められている人材です。

 

将来活躍できる仕事先は

超高齢化の日本では、今後も介護関係のニーズは増加していくことでしょう。

資格取得後はさまざまな介護関係の職場で働くことが可能になり、即戦力として働くことが可能になります。

介護施設には、入所型施設、通所型施設、訪問型施設があります。

<入所型施設>

24時間体制の介護サービス

  • 特別養護老人ホーム
  • 有料老人ホーム
  • 介護老人保険施設
  • サービス付高齢者向け住宅

<通所型施設>

日中の時間に高齢者が施設を訪れ介護サービスを受ける

  • デイサービス
  • デイケア

<訪問型施設>

高齢者の自宅に、介護職員が訪問する介護サービス

  • 訪問介護事業所
  • 委託介護支援事業所
  • 介護老人保健施設

介護施設もさまざまなタイプの施設があります。施設の場所によって、勤務時間や仕事も違ってきますので、自分の働きかたを決めてから、勤務先を決めていくことが必要でしょう。

まとめ

介護資格の一覧をまとめましたが、いかがでしたでしょうか。

介護施設によって、介護のサービスもさまざまです。

国内での介護施設の利用者は、益々増加していきます。そのなかで、介護資格の取得者への求人募集も多くなっていくでしょう。

介護をする上で大切なことは、利用者の家族への介護の方法を助言したり、援助していったり、相談したり、家族の支えになってあげ、寄り添っていけることが必要になります。