結婚や妊娠、家庭の事情や旦那さんの転勤など。それぞれの事情で会社を辞めざるを得ない場合があります。会社を辞めようと思った時、どのような流れで進めればいいのか。
正社員、契約社員、派遣社員、パートなど様々な働き方のなかで、辞める時は、やはり立つ鳥後を濁さずのように、気持ち良く去っていきたいですよね。
会社によっては、独自の退職ルールがある場合もありますので、ご注意ください。
退職をいつどのように伝え、引き継ぎなどについて、気持ち良く退職できるような進め方を説明していきます。
Contents
退職をするかどうか、本気で考える
退職をしようと考えた時、まず辞めないという選択肢も含めて考えていくことになります。退職するとなると、それまで毎月入ってきた収入が途絶えることになります。
旦那さんの収入などで大丈夫ということであれば、問題ありませんが、家計を支えている収入源の一つになっているのであれば、退職については、家族でしっかり話し合うことが必要になってきます。
また、子どもの教育費などもこれからかかってきますし、老後の蓄えなども。いろいろ考慮して考えていきましょう。
退職をしようと家族に相談し、自分で決め決意したら、退職に向けて行動をしていきましょう。
上司に2〜3ヶ月前までに退職の意向を伝える
退職をしようと決めたら、まず直属の上司に伝えましょう。メールでのやり取りは控えましょう。
直接口頭で、「ちょっとご相談が」というような感じで話した方が話もスムーズに進められるでしょう。
人数が足りていないから、抜けられると困るなど、引き止められる場合もありますが、自分で辞めるようと意志が固い場合は、退職についてしっかりと伝えます。
また、退職日や今後の手続きについても、上司と相談して決めていきます。
通常、退職の意思表示は、2〜3ヶ月前までとなっています。退職日については、業務の状況などを上司と話し合って、決定していくことになります。
上司と相談後、誰に引き継ぎをするのか、新しい人を採用するのかなども必要になってきます。
上司から、あなたが辞めることについて、皆に話すまでは通常通り仕事を進めていきます。
引き継ぎ書の作成をしていく
退職に関わる書類を揃えていくのと同時に、引き継ぎについても進めていきましょう。
仕事によっては、引き継ぎ書を作成するようお願いするかもしれません。
パートで業務が固定されているものであれば、特に必要ないかもしれません。
また、すでに前任者が引き継ぎ書を作成している場合もあるので、それに追加していく形でも良いでしょう。
誰でも見れるよう、書き換えもできるようデータで残しておくと良いですね。共有フォルダーがあればそこに入れておきましょう。
退職日から逆算して、引き継ぎをスムーズにしていけるようスケジュールを立てていきます。
1ヶ月前ぐらいから後任の人と一緒に一連の流れをしていくことが可能であれば、退職した後もスムーズにできていきます。
取引先、やり取りしている部署に退職のあいさつと後任について連絡しておく
いつも仕事でやり取りしている他部書への連絡、取引先へのあいさつは、タイミングを見計らって挨拶をしておきましょう。また、やり取りのメールをCCで後任のメンバーも入れて仕事を進めておくことで、引き継ぎもしやすくなります。
一般的な引き継ぎ内容
業務の流れと手順
スケジュールが決まっているものであれば、そのスケジュールを落とし込む
注意点なども詳しく書いておきましょう
業務に関わる相手の連絡先
社内で関連する部署、人
取引先の連絡先
名刺
過去のファイルの保管場所
資料などの保管場所はどこなのかをしっかり書いておく
パソコン内のデータ管理についても、明確にどこに何があるのかを引き継ぎ書類に書いておくことが必要です
引き継ぎのポイント
誰が見てもわかりやすい引き継ぎ書をめざす!
後任の人と一緒に引き継ぎ書を再度確認する。情報として説明不足のものであったり、わかりずらい物だったり等、確認をしながら進めることができます。
退職当日はどうするの?
いよいよ退職の日。
社員証や返却物があれば全て返しましょう。また退職に関わる書類など、手続きは済ませておくようにします。情報の持ち出しは厳禁です。
退職当日は、通常ですと最後に部署などで、みんなの前で最後のあいさつをすることになります。
前日までに簡単にあいさつの言葉を考えておくことをおすすめします。
社内用のスリッパや、膝掛けなど、自分で持ってきたものは最後には持って帰ることになりますので、大きめのサブバックや紙袋など1つ持ってきておいてもよいですね。
また、退職後もしかしたら、関わることもあるかもしれません。そのことを考えて丁寧にしていきましょう。
退職後
健康保険や年金の手続きをおこないます
ハローワークに求職の申し込みをおこないます(これは失業給付の手続きも兼ねています)
おおまかな退職についてのスケジュールをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。退職するとなると、引き継ぎに関することでいろいろと仕事も増えてきます。しかし、後任者やまわりのみなさんに迷惑がかからないよう、できるだけ細やかに丁寧に進めていくことが必要です。